DENアーキテクツ一級建築士事務所
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建築計画の企画・設計・監理
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傾斜地に住む

そもそもなぜ傾斜地なんでしょうか。

危ないかも・不便かな、やはり平らな場所が良い。これはもっともです。

オフィスが近く海もそば、環境は良くて買い物に便利な場所が予算の中でで手に入れば良いのですが、なかなか難しいのが現実です。私共の住む地域湘南では特に顕著です。

これだったら東京に土地が買えるのではという土地価格に悩むなか、斜面は予算からみる我が家の計画に光明が見えるからです。

昨今は条例や法規が厳しく、また土地の評価も厳しい場合があるので厳選しなければなりませんが、上手に選べば、とても楽しい家造りになる場合が多いのです。

地盤も調査をするので、岩盤が出る場合も多く、かえって安心感を感じる事もあります。

また当然眺望が良い場所が多く、建物のプランを考えたときに景色を取り込んだダイナミックなプランを考えることができます。

反面基礎や安全性確保には平地の宅地用の土地よりは予算がかかります。また規制や融資基準・保障のことなど、考える事、乗り越える山 はたくさん有りますが、完成したときにはとても満足するはずです。

稲村が﨑の加圧トレーニングスタジオ兼住宅 ROCKSTEADY-GYM

稲村が﨑の駅に近い北斜面。

混み合う海岸通りを避けて何気なく通る道すがら、ふと気になった斜面地。鬱蒼とした木々と北斜面は、薄暗いイメージでした。

北斜面は南への開口ができませんが、北側に建つ家々の庭を借景とすることができます。

そこに着目したところ、同じ考えの建主さんと出会い実現した家です。

着工前の敷地で、かなり斜面の地肌が出ていますが、実際にはこの部分すべが雑草と雑木に覆われた,土地の価値に気が付きにくい土地でした。

北側に向いたリビングですが、
東にも解放しているために、思った以上に明るい部屋です。

リビングからはいつもこちらを向く木々が美しいです。

オーダーで造ったキッチンから玄関上部を通り、緑地の斜面に貫くキャットウォークを設けました。ここからは別棟のツリーハウスに行くことができます。

キッチンから続くキャットヴォークは、室内から森のツリーハウスへと続いています。

玄関は外と内を繋ぐ場所です。

ちょっとしたリビング的スペースにしました。

木の上に住む感覚。

これは通常の建物では得られない感覚です。斜面地と木々は通常の生活ではやっかいなもの。伸びた枝葉は切らなければならないし、落ち葉の始末もやっかいです。

それでも得られる幸福感は、体験した方でないと理解できないと思います。

この土地に家をたててくれた施主の気概には感服です。

1階には加圧トレーニングのプライベートスタジオを設けています。

その中央に設置されているのがイタリアのテクノジム社のフィットネスマシン。キネシス。

建築家と共同開発されたというマシンはインテリア性も抜群です。

浴室と洗面コーナーはシンプルに考え、輸入品のジャグジーをセットしました。

朝日や夕日に変化する稲村が崎の里山を見ながらの入浴は想像するだけで癒されます。

着工前にこの地に育っていた木々

どうしても伐採するには忍びないという施主の思い。いっそ家の中を貫いて家自体ツリーハウスにしてしまおうということになりました。

貫く場所はバスルームから屋根。

結果屋根の上がパラダイス。

ヨガのできる屋上デッキを造り、屋根を貫く木の枝にはブランコを吊るし、また違った空間造りに成功しました。

この土地を最大限に生かす事ができたのも、夢を想像でき、自己責任を理解してくれている建て主さんだからこそできた建物です。

また苦労を共にしてくれた工務店さんの協力が無くては建築できない建物でもあります。

愛犬たちと過ごす那須のサマーハウス

愛犬のために建てた家

広い敷地は子供たちのスペース
眼下に広がる那須の平野を見渡リビング

日の出から日の入りまで、地球の自転を感じることのできる家です。

ここで育つ犬たちは本当に幸せです

1階部分は玄関と車庫に広々とした犬舎
専用デッキも造りまさにパラダイスです。

床暖房の入った那須石貼のお風呂には猫も満足

2階の玄関
リビングへの出入りは引戸になっています

床はチーク張り全面ガラスのむこうには那須の平野が一望

  • 小屋組

  • リビングからの景色

  • 寝室

冬景色

鎌倉山A邸

45度の斜面に基礎をはめ込むように施工してあります。

この場所は地盤も良く、ビルなどの杭をも支持することができる良い地層です。

構造は在来工法の木造ですが1階部分の基礎廻りは強度の高い構造用集成材を使用しています。

上棟です

鎌倉山B邸

基礎は直径60㎝の現場造成杭30本打ち、それが建物の構造の一部となるように考えました。

やはり地盤の良い鎌倉山だからできる構造です。

斜面地の醍醐味はやはり眺望です。

上棟時はまだ緑も無く町越しに相模湾が見えていますが、完成した夏には緑に囲まれて、木の上で生活しているような錯覚をしてしまいます。

ルーフバルコニーにはリスや小鳥が集ってきます。

V字デッキから東側西側を見る

周囲は木立に囲まれた状態でなんとも不思議です。

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